熱中症対策していますか
まだ梅雨明け前だというのに、週明けから真夏のような暑さになり、夏本番もいよいよという感じです。
そうなってくると気をつけなければならないことの1つが熱中症
自分自身が気をつけることはもちろんですが、職場においても従業員が熱中症にならないようにきちんとした対策をする必要があります。
厚生労働省でも昨年に引き続き「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」を実施しています。
その中で各事業所での対応が具体的に示されています。
抜粋すると以下のようなものです。
①WBGT値(暑さ指数)の把握
②休憩時間に確保、熱への順化期間を設ける、必要に応じて作業を中止するなどの作業計画の策定
③必要に応じた設備対策
④涼しい休憩場所の確保
⑤透湿性及び通気性の良い服装
⑥教育研修の実施
⑦熱中症予防管理者の選任及び責任体制の確立
⑧万が一体調不良になった労働者が出るなどした緊急時の対応方法を確認周知する
これらは準備期間中の4月に行うべきこととされていますが、準備できていない事業所においては今からでも準備を進めるとともに並行して対策を講じていくと良いでしょう。
※詳細は厚生労働省「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」の概要をご確認ください。
ちなみに昨年の業務中に熱中症で死亡した事例をみてみると
・農業
・建設業
・警備業
での事例が多くみられます。
こうしたことからやはり屋外作業における熱中症の危険が高いことがわかります。
ただ室内においても、倉庫など密閉された空間で空調や換気が不十分な職場では熱中症の発症リスクが高まります。
大切な従業員を守るためにも、暑さが増してきたこの時期に改めて職場の熱中症対策を確認してみましょう。