広島カープCS突破おめでとうございます!

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昨日、広島東洋カープが、横浜DeNAベイスターズを8-7で下してクライマックスシリーズを突破し、25年ぶりの日本シリーズ進出を決めました。
奇しくも、私がカープファンになったきっかけである昭和50年の球団初優勝と同じ10月15日ということで、往年のカープファンとして感慨深いものがありました。

さて、今年のカープの快進撃、そして優勝を見ていて思うのは、チームとしてほんとうに強く逞しく勝つという目的にむかって一丸となれる素晴らしい組織になったなぁということです。

そして、そうした組織を作った一つの大きな要因は、リーダーである指揮官、緒方監督の変化にあると思います。
9月10日に25年ぶりの優勝を飾った時にgooブログでも書かせて頂きましたし、優勝の後、緒方監督夫人であるかな子さんが手記で書かれてもいますが、今年の緒方監督は、ファンから見ても、昨年と大きく変わりました。

昨年は、本拠地最終戦でファンへ何の挨拶もしないで帰ってしまったり、これは真偽は定かではありませんが、あるコーチと対立し、それがチーム内でピリピリした雰囲気を生んでいたとかで、評判はあまり芳しくありませんでした。

しかし、今年は、成長著しいホープの鈴木選手に対し流行語にもなりつつある「神ってる」という表現で称賛したり、昨日の祝賀セレモニーでも守護神の中﨑投手について「信じていた」と明言していたりと、選手、コーチを信じて任せ、褒めるところはきちっと伝わるように褒める・・・その効果は、昨日のセレモニーで監督の言葉を聞いた後の中﨑投手のうれしそうな表情を見れば一目瞭然でしょう。
また、これまた恒例となった「ファンの皆さん、おめでとうございます」に代表されるスピーチも、昨年までと比べ雲泥の差ではないでしょうか。

このように書いていくと何だか簡単なことのように思えてきますが、私は、これはすごいことだと思うのです。

人間、一定の地位や権限を持つと、やる気が気負いとなって、どうしても「自分が・・・」という感じになってしまいがちです。ましてやプロ野球の監督となるとなおさらでしょう。
そして、思いとは裏腹にリーダーとしてうまくいかない・・・けれども、そうした立場になってから、自己反省や周りの意見を聞いたりして、自分を変えるということがなかなかできない。そうした例は枚挙に暇ないでしょう。

そう考えると、緒方監督のように自ら変わることができるということはすごいことだと思うのです。

それは、かな子夫人の手記にも、家族の意見を聞くなどして、優勝という目的達成のために自己変革されたことが書かれています。
そこには、様々な葛藤もあったと思いますが、それでも変わることを選ばれたのだと思います。これはほんとうに素晴らしいことだと思います。
そうした監督の姿を選手も肌で感じ「緒方監督を胴上げしたい」と、苦しい練習に耐え、力をつけ、同じ目標に向かっていく闘う集団になったのだと思います。

そして、そうした姿が、私たちファンに喜びを与えてくれたのです。
また、私の場合は、人事コンサルタントという立場から見て、職場の活性化、組織風土作りに通じる様々なヒントをもらったと感じています。

緒方監督、カープの選手の皆さん、ありがとうございます。

日本シリーズでも、緒方監督のおっしゃっるとおり「ファンも一丸となって」日本一を目指しましょう!

ご縁に感謝!
今日も読んで頂きありがとうございました。

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