3.11

あの甚大な被害をもたらした東日本大震災から、今日で6年になります。
復興が進んで来たとはいえ、いまだ避難生活を余儀なくされている方もいらっしゃり、ほんとうに心が痛みます。

あらためて震災当日のことを思い出してみると、当時、私は会社の人事総務のリーダーとして自席にいました。ちょうど社員から労務相談にのる約束をしていたので、面談に向かおうとしていたところ、揺れがきました。最初、小さかった揺れもなかなか収まらず、どんどん大きくなってきました。後で考えると、ほんの数分タイミングがズレていたら、エレベーターに乗っていたタイミングだったと怖くなったのを覚えています。

で、揺れが収まり、すぐにやったのが、まず面談のキャンセルを相談者に連絡すると同時に、部下に全フロアの状況確認をするよう指示しました。高層フロアでは、書類が落ちたりということはありましたが、幸いけが人等もおらず被害はありませんでした。その確認が取れてから、各部門の責任者等と相談しながら状況確認をしていきましたが、ご承知のように交通機関がストップしたりと徐々に世間の状況が見えてくると、帰宅できない社員がいることを想定して、貯蔵庫にある備蓄品を配布する準備をしたり、出張中の社員がいないか、いたら安否の確認が取れるかということを各リーダーに確認していくなどしていきました。
幸い社員に被害を受けた者はいませんでしたが、東北に出張に行っていた社員が数名おり、その安否確認ができるまでは気が気ではありませんでした。

また、震災が発生したのが金曜日でしたので、週明けからは、交通網がマヒしていて通勤できないとか、自宅が被害を受けたなどという状況がいろいろと入ってきて、その対応に追われました。

備えあれば憂いなしといいますが、このような想像以上の災害が発生すると、想定していないようなこともいろいろとおきます。そうした時に、臨機応変にできるだけ適切な判断と対応ができるようにしたいですね。

また、私たちもそうでしたが、あの震災のあと、災害時のマニュアルを作りました。そうしたことも、いざという時の助けになると思いますので、この3.11を機に、自社の状況を再確認等してみるといいかもしれないですね。

ご縁に感謝!
今日も読んで頂きありがとうございました。