卒業式

昨日、娘の高校の卒業式がありました。
娘も高校を卒業するまで成長したか・・・と感慨深いものがありました。

そして、式典も滞りなく進行していき、校長先生の式辞や来賓の挨拶がありました。
その中で皆さんがお話されていたのは、これから社会に出ていく卒業生への激励・・・こうした話はどこの卒業式でもいつもされる話だと思います。が、今回の卒業式では、激励とともに、これからなくなる仕事も出てきて雇用環境が変わってくること、社会には矛盾があり耐えなければいけないこと・・・など、かなり厳しい話が多かったように思いました。

私がこのような人事コンサルタントという仕事をしているから余計にそう感じただけなのかもしれませんが、こうしたことを今の若者に伝えていくということは、とても大切なことではないかと思いました。

私もこれまで本ホームページのコラムなどで発信させて頂いていますが、組織や職場、そして社会には、説明のつかない矛盾や理不尽なことがたくんさんあります。また、社会構造は時代とともに変化していき、それに合わせていく柔軟性が求められます。その時に必要なのが、耐える力・・・。
しかし、今の若者たちは、生まれた時からものが溢れ、欲しいものが、いや欲しいと思う前に揃っている、少子化により兄弟姉妹が少なく、兄弟姉妹の間で起きる理不尽なことをあまり経験していない、そして、ゆとり教育・・・などといったことで、必要な耐える力が今一つ醸成されていない。と、いったようなことがあるように、自分の子供たちを見ていても感じることがあります。
それがいいとか悪いとかをここで論じるつもりはありませんし、もしかしたら、上述した時代とともに変化する社会構造の変化なのかもしれません。
ただ、組織や職場、そして社会に矛盾や理不尽なことが存在しているということは不変のものです。これまでは、義務教育という中で守られてきたことも、高校を卒業すると自分で受け止めなければならないことも増えてきます。なので、厳しい現実的な話、特に心身ともの耐性を鍛えていくことを伝えていくことが必要なのだと感じました。

多少こじつけ的なところもありますが、最近よく仕事で「ストレスに強い人材を育てる」ということについて意見交換することが多いので、反応してしまいました(^^;)
そして、私もこれからの仕事で、社会に出て厳しい現実にぶち当たる若者たちに、ストレス耐性を鍛える・・・ということを伝えていくことができたらいいなと思いました。いろいろと考えてみたいと思います。

ご縁に感謝!
今日も読んで頂きありがとうございました。