今年は「キャラクター捕獲ゲーム型」
毎年恒例の「今年の新入社員のタイプ命名」が発表されています。
今年の新入社員タイプは「キャラクター捕獲ゲーム型」とのこと
・ 平成29年度 新入社員のタイプは「キャラクター捕獲ゲーム型」
キャラクター(就職先)は数多くあり、比較的容易に捕獲(内定)出来たようだ。一方で、レアキャラ(優良企業)を捕まえるのはやはり難しい。すばやく(採用活動の前倒し)捕獲するためにはネット・SNS を駆使して情報収集し、スマホを片手に東奔西走しなければならない。必死になりすぎてうっかり危険地帯(ブラック企業)に入らぬように注意が必要だ。はじめは熱中して取り組むが、飽きやすい傾向も(早期離職)。モチベーションを維持するためにも新しいイベントを準備して、飽きさせぬような注意が必要(やりがい、目標の提供)。公益財団法人 日本生産性本部 ホームページより
ゲームをしない私としては、今ひとつピンとこない感じもあったのですが、読んでみると「なるほど」と思えるところがたくさんありますね。毎年思いますが、ほんとうまいこと命名されるなぁと感心します。
で、説明にもありますが、「飽きやすい傾向も(早期離職)」という側面もあるようですので、新入社員自身もそうですが、企業も注意が必要かもしれないですね。万が一、ブラック企業と思われる会社に入ってしまった場合は、早めに決断する必要があると思いますが、そうでない場合で、我慢が足りない(飽きやすい)ことで、「あ、ここ違う」と簡単に辞めることを考える新入社員が、確かに増えているように感じます。昔から5月病などという言葉もあるように、一定数は、そうした人がいましたが、最近はSNSをはじめとしたネットからの情報から「辞めたほうがいいよ」とか「それおかしいんじゃないの」という安易な意見やアドバイスに踊らされてしまうということも一つの要因であるようにも思います。
奇しくも明日からゴールデンウィーク・・・来週から5月です。
5月病を発症しやすい時期でもありますので、企業も、せっかくご縁があって入社した新入社員が早期退職してしまわないよう、仕事の状況はもちろんのこと、悩みや戸惑っていることがないかといった心のケア、生活環境が変わって体調を崩していないかという健康管理など新入社員のフォローをしておくと良いでしょう。そして、取扱い説明(?)にもある「飽きさせぬよう(やりがい、目標の提供)」を実現していって頂ければと思います。
その際にどういう取組みをしていけば良いかというヒントを、以前書いたコラム「新人を一人前にするために大切なこととは」で書かせて頂いていますので、よろしければ読んでみてください。
ご縁に感謝!
今日も読んで頂きありがとうございました。