カープの強さの秘密

まずは・・・

広島東洋カープ優勝おめでとうございます!

これまで何度か書いていますし、無料ダウンロードでご案内している中小企業に向けた「人が育つ強い組織の作り方」という冊子の題材でも「カープのチーム作り」から・・・としているので、お気づきだと思いますが、私は広島カープの大ファンです。
優勝直後は、37年ぶりのセ・リーグ連覇ということもあり、嬉しすぎて、旨酒を飲み過ぎてしまい、ここに書くことすら忘れてました(^_^;)

個人的には少し冷静さを取り戻してきましたが、優勝から数日すぎ、いろいろな記事で、カープの強さの分析や今シーズンの裏話などが取り上げられ、そうしたものを見ながら、またまた感慨に浸ったりしてます(^_^;)

で、そうした記事の中から、私が気になったものを紹介させて頂きたいと思います。

スポーツ報知で連載されている「松田オーナーが語る カープの強さ」から

その中に以下のような一節がありました。

 

逆指名ドラフトで苦しんだ時代もあった。それでも「選手は育てるもの」という不動のポリシーを貫き、FA補強に否定的なスタンスを取った広島が、ドラフト指名で重視するのは投手なら〈1〉球速、〈2〉高身長、そして〈3〉人間性だという。素材としての評価はもちろん、「人間性」は松田オーナーがキーワードとしてよく用いる。チームのムードに一体感があるように見えるのは、この人間性が関係しているようだ。松田オーナーは4番に成長した鈴木の、あるエピソードを披露した。

人間性も素晴らしい誠也にリーダーシップ期待

この記事で私が気になったのが、「人間性」を重視するということ
なぜなら、この視点は、企業においても参考になるものではないかと思ったからです。

プロ野球選手なのだから、球速や高身長などを見るのはよくわかります。
しかし、それに加え人間性を重視するとは少し意外でした。
が、よく考えてみると、人間性の低い者は、おそらく練習の手を抜く、チームよりも自分を優先する・・・などといった行動をする確率が高いということはある程度想像できます。
そうなると、なかなかチームの方針は徹底できないでしょうし、チームの調子が良い時は良くても調子が悪くなると不協和音が生じる確率が高くなるでしょう。そうなると強いチームを作ることは至難の業です。
そして、今年、いや昨年からのカープの野球を見ていると、「つなぐ」という意識が高いプレーが随所に見られます。これは、松田オーナーが重視し、スカウト陣が重視してきた「人間性」の高い者の集団だからできたことだと、何だかとてもうなずけたりするのです。

また、松田オーナーのコメントで、私がもう一つ気になったのが、以下のコメント

「いつの間にか最後は性格的にいい子をとってしまう。ちょっとゆがんだ子、悪げな子がいたとしても、入ってしまったら、選手同士の中でいい具合にしつけてくれる」

私も以前のコラム「企業不祥事を防ぐために必要なこととは」で書かせてもらいましたが、良い組織風土は、メンバーの良くない言動や不祥事を抑止するものだということが改めて確認できます。

そして、こうした組織って・・・素晴らしいですよね。

そう考えると、いい組織を作るためには、採用時に「人間性」をきちんとみる・・・確かにプロ野球のスカウトみたいに何度も見て判断することは難しいかもしれませんが・・・それでも、応募者の人間性を確認する採用方法・・・しっかりと意識してみるのは重要かもしれませんね。

私も採用コンサルティングをすることがありますので、参考にし、いろいろと考えていきたいと思います。

ご縁に感謝!
今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。