掃除と経営
先週11月11日(土)に同じ大学出身の社会保険労務士による集まりに参加してきました。
集まりでは、多くの諸先輩方や同窓の仲間と懇親を深めることができ、たいへん楽しく過ごすことができました。
お世話になった皆さま、ありがとうございました。
さて、会では、懇親会の他、わが母校日本大学経済学部の大森教授による講演会がありました。
内容は、掃除(5S)を通じて経営を良くしていく・・・というもの
大森教授は、経営学を「掃除(5S)」という観点から研究されている第一人者の先生です。
お話の内容は・・・
松下幸之助氏や本田宗一郎氏など、日本の昔の経営者は、掃除というものに関心を持ち、自ら、そして従業員全員で社内の掃除を徹底していた。
ところが、最近は、楽して効果を出す効率化が追及され、そうしたことに注目する企業が減ってきた。
しかし、自ら、そして自社の社員による掃除を徹底している企業においては、社員のモチベーション・モラルやコミュニケーション・連帯感が向上している。そして、売上も向上している・・・という結果が出ている
というものでした。
まさに言われてみれば、目から鱗・・・とても腑に落ちるお話でした。
そして、今まさに私が取組んでいる組織風土作り・職場の活性化・働き方改革・健康経営・・・といったものにも通ずるヒントと勇気を頂いた気がしました。
今の時代、変化やスピードといったものが求められ省力化や効率化がどんどん進んでいます。
しかし、仕事には必ず人が介在しているわけですから、「心」というものを無視していくわけにはいかないわけです。
そう考えると、自社の掃除を自分たちでするということは、意識するしないにかかわらずこの「心」というものを醸成することになる・・・ということなのだと思いました。
私も小さなスペースの事務所ですが、掃除をきちんとしようと思います。
皆さんも掃除・・・意識して取り組んでみてはいかがですか?