感染症予防
今年も早いもので残り2ヶ月となりました。
今年は、暖かい日が続いたり、台風が多かったりと何だか季節の感覚がおかしくなっていますが、暦の上では、今日11月7日は立冬・・・確実に季節は秋から冬へと移ろっています。
寒く乾燥する冬が近づいてくると気をつけなければならないことの一つに体調管理があります。
中でも風邪やインフルエンザ、ノロウイルスなどの感染症予防は、しっかりと取り組むべきことと言えるでしょう。
健康管理は個人の問題・・・でもありますが、社員の病欠や体調不良による生産性の低下や同僚への感染拡大による事業への影響などの問題を考えると、社員への感染症予防対策は、企業にとっても重要なことだと言えます。
では、どのような取り組みが考えられるのか
■ うがい、手洗いの励行
■ せきやくしゃみが出る時は、マスクの着用を徹底する
■ インフルエンザ予防接種の実施とその費用の(一部)負担
■ 社内で嘔吐した者が出た場合の対応ルールの整備
■ 規則正しい生活や睡眠時間の確保ができるよう長時間労働を削減する
■ 健康管理に関する情報提供や教育の実施
■ インフルエンザや法定伝染病罹患時の就労禁止など就労に関する規程の整備と周知徹底
など、いろいろと考えられます。
また、今年は、風疹の流行が続いています。
風疹に関しては、その感染源は大半が不明だが、職場、家族、コンサート会場で・・・と推定されるとのことです。
これをふまえると、今年は職場での風疹予防の啓蒙も重要だと言えるでしょう。
特に30~40歳代の男性、20歳代の女性の感染が多いとされていますので、そうした対象社員へのワクチン接種を促すことなども良いでしょう。
感染症予防に関しては、費用や体制を整備しなければならないものもありますが、うがい、手洗い、マスクの着用など費用をかけずに取り組めることもあります。
そして、予防という観点からは、早めに対策を講じるということが大切です。
できるところから取り組みを始めましょう。
健康管理は、社員にとっても、会社にとっても、大切なこと・・・その取り組み次第で、プラスにもマイナスにも働くものだと認識しましょう。
ヒューマシー人事労務研究所では、感染症予防をはじめ安全衛生管理に関する取り組みや体制整備のコンサルテーションを提供しています。お気軽にご相談ください。