正論は正しいけれど正しくない

今日も訪問頂きありがとうございます。

今日はちょっとネタ切れ(^^;)というわけではないですが、以前gooでブログを書いていた時にあげさせて頂いた「正論」についてのお話を、少し手直しして書かせて頂きたいと思います。
よろしくお願いします。

正論は正しい けれど・・・

正論は正しい、けれど、正しくない

いきなり何だか禅問答みたいな書き方をしましたが、こういうことって、皆さん少なからず体験しているのではないでしょうか。

例えば

間違ったこと言ってないのに反対された
良かれと思って言ったのに聞いてもらえない・・・など

こうした経験って誰でもあるのではないでしょうか。

私たちは、自分が正しいと思っている時、「みんなのために言っているのに、何でわからないの」とか「正しいこと言っているのに、わからずや」という流れになって、孤立してしまうことがあります。
こういう時は、大抵正論は正しい けれど正しくない状況が起きていると考えてよいといえます。

正論は正しいことは間違いありません。
しかし、何を基準としてなのでしょう。
それは、その正論を言っているあなたの視点、あるいは価値観からだといえます。
違う視点や価値観から見れば、違っているかもしれません。
違っていなくても、間違ってはないけど・・・というレベルになる可能性があるのです。

しかし、私たちは、「それが正しい」、「みんなのためだ」と思えば思うほど、それに固執してしまいます。
それが、いわゆる正論ってやつになるのです。
そして、「あいつは融通がきかない」とか「言っていることはもっともなんだけど面倒くさいだよな」とか言われ避けられていくようなことって、意外とたくさんあるのではないでしょうか。
そう、正論は正しい けれど孤立を生むのです。

固執しないこと

私が、たまに法話を聴きに行かせて頂いている薬師寺の僧侶大谷徹奘先生のお話では、「正論は五つある」とのことです。
だから、正論は正しいけれど、違う正論もあるので、言わないほうが良いのです。

でも、なかなか言わないでいるのって難しいですよね。
実は、こんなことを書いていますが、私もたまに正論を吐いてしまいます。昔は、たまにではなかったようにも思います(^^;ゞ
それで孤立したこともあります。

しかし、ある時気づいたのです。

正論は言わないほうが良いけれど、言ってしまうこともある。
その時は、その正論に固執しなければ良いのだと・・・
そして、固執しないようにすれば孤立しないですむのだということに・・・

だから、「正論は正しい けれど 正しくない。なぜならば、正論は一つではないからだ」ということを頭の片隅に覚えておいて、自分の正論に固執しないことが大切だといえるでしょう。

よろしければ参考にして頂ければと思います。

ご縁に感謝!
今日も読んで頂きありがとうございました。

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